森久保行政書士事務所

都営バスまで運転士不足!?東京入管へ向かう途中で見つけた意外なお知らせ

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都営バスまで運転士不足!?東京入管へ向かう途中で見つけた意外なお知らせ

都営バスまで運転士不足!?東京入管へ向かう途中で見つけた意外なお知らせ

2026/10/19

 

こんにちは。外国人のビザと雇用問題に取り組む行政書士の森久保です。

 

先日、朝一番で東京出入国在留管理局(東京入管)へ行ってきました。

 

東京入管といえば品川ですが、朝の品川駅はとにかく混雑します。

特に港南口から東京入管方面へ向かうバスは、時間帯によってはかなり混み合います。

 

毎回、どうやって東京入管まで行こうか・・・と悩むところです。

 

そこで今回は、少し違うルートを試してみました。

 

東京モノレールで天王洲アイル駅まで行き、そこから橋を渡って「品川ふ頭橋」という都営バスの停留所へ。

ここから都営バスの品99系統に乗って東京入管へ向かうというルートです。

 

橋を渡る途中には、水辺に係留された船も見えます。

 

朝から人でごった返す品川駅を通るより、船を眺めながら歩く方がなかなか気持ちがよいですね。

 

さて、無事に都営バスに乗車したのですが・・・。

車内に貼られていたお知らせを見て、少々驚きました。

 

なんと、都営バスでも乗務員不足によって運行本数の削減や一部系統の運行休止が行われているというのです!!

 

 

 

あれ・・・都営バスも運転士不足なのか・・・。

 

実は、東京都交通局は2026年3月、バス乗務員不足を理由として、複数路線の運行休止や運行回数の変更を発表しています。

 

写真のお知らせにも、品川駅と八潮パークタウンを結ぶ深夜07系統の運行休止などが記載されていました。

 

東京都内、それも港区周辺を走る都営バスでこうした問題が起きているというのは、少々意外でした。

 

というのも、都営バスの運転手は基本的に東京都交通局に勤務する地方公務員です。

 

民間のバス会社と比べても、雇用や待遇の面では一定の安定性があると思われます。それでも運転士が足りないというのです。

 

いやはや、バス業界の人手不足は相当深刻なようですね・・・。

さて、ここで先日書いた京王バスの記事を思い出しました。

 

先日の記事では、京王バスが特定技能制度を利用して外国人運転士の採用を進めていることをご紹介しました。

 

ネパールやインドネシアから外国人運転士を採用する計画があり、すでに実際に路線バスの運転を始めた外国人もいます。

 

しかし、以前の記事でも説明した通り、外国人を採用すればすぐに運転士不足が解消するという話ではありません。

 

特定技能のバス運転士には、原則として日本語能力試験N3相当以上の日本語能力などが求められます。

 

さらに、大型二種免許の取得、日本の交通ルール、接客、事故対応、緊急時の対応など、覚えなければならないことが山ほどあります。

 

京王バスでは、外国人運転士が単独乗務を始めるまでに600時間を超える研修を実施していると報じられています。

 

トラック運転士でも外国人材の育成には相当な時間と費用がかかりますが、乗客の安全を直接預かる路線バスとなれば、なおさらです。

 

では、都営バスでも特定技能の外国人運転士を採用することはできるのでしょうか?

 

ここが少し気になりました。

 

都営バスの運転手は地方公務員です。

 

一方、特定技能は、人手不足が深刻な産業分野で外国人材を受け入れるための在留資格です。

 

自動車運送業分野には、バス運転士も含まれています。

 

ただし、民間バス会社で特定技能外国人を受け入れられるからといって、東京都交通局でも同じように受け入れられるとは限りません。

 

地方公務員という雇用形態と、特定技能制度の受入機関に関する要件を、別途確認する必要があります。

 

ちなみに、東京都交通局のバス運転手採用では、国籍要件自体は設けられていません。

 

つまり、外国籍だから都営バスの運転手になれない、というわけではないのです。

 

もっとも、日本で働くためには適切な在留資格が必要ですので、国籍要件がないことと、特定技能で採用できることは別問題です。

 

このあたりは、なかなか興味深いところですね。

 

仮に特定技能での採用が難しいとしても、永住者や定住者など、就労活動に制限のない在留資格を持つ外国人であれば、採用の可能性はあります。

 

いずれにしても、東京都交通局ですら乗務員不足に直面しているとなれば、地方の中小バス会社はさらに厳しい状況にあるのではないでしょうか。

 

しかも、外国人運転士の採用には多額の教育費用と長い研修期間が必要です。

人手不足だから外国人を採用すればよい、と簡単には言えないところが、バス業界の難しいところです。

 

 

朝一番の東京入管訪問。

思いがけず、東京のバス運転士不足について考えることになりました。


 

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